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デング熱治療に突破口!AMS BioteQの高い期待が集まる治療薬
デング熱が猛威を振るうなか、台湾における主な予防方法は、虫除けスプレーなど従来の方法で蚊に刺されることよる感染を防ぐしかありませんでした。その主な原因は、今もなおデング熱に対する有効な治療法が承認されていないためであり、感染者は症状を緩和する薬で対症療法を続けるのが一般的です。いま、全世界の人口の半分以上がデング熱の脅威にさらされていますが、実にその8割近くがアジア地区に集中しています。WHOは2019年にデング熱を公衆衛生に対する世界の脅威トップ10の1つに指定しました。このような背景のもと、デング熱のワクチンと治療薬の研究は急務となっています。
いまだワクチンや治療法のないデング熱の医療市場は54億米ドル
ここ数年のパンデミックの傾向によれば、デング熱治療は今後のバイオ医療業界において競争が増すとされていますが、医療や医薬品技術のハードルが高いため、現在承認されているワクチンや治療薬はほとんどないと言われています。しかし、デング熱の流行は依然として続いており、特にブラジル、タイ、ベトナム、インドなどのデング熱まん延が深刻な国家では、臨床市場において膨大な医療ニーズが発生しています。国際的な市場調査会社Growth Market Reportsによると、デング熱に関わる医療市場ニーズは今後10 年以内に6倍に成長し、54 億米ドルの規模にもなると見込まれています。
台湾から出発 AMS BioteQが台湾初のデング熱治療薬を研究開発
デング熱治療の苦境を脱するため、AMS BioteQ(6864)はこの分野の治療法研究に長年を費やしてきました。そして近年、研究中の薬剤がデング熱ウイルスを抑制する効果があることを発表。台湾でデング熱治療薬の研究開発に成功した一例目の企業となりました。
同時に、台湾とタイの両方で同時に試験を行い、傘下のCOVID-19抗ウイルス薬YUAN-01、YUAN-03がデング熱ウイルスDENV-2の感染力を抑制する効果があることを証明。AMS BioteQの蔡宜儒会長は、この薬がデング熱の治療薬候補となる可能性があると指摘し、後続の動物実験を進める準備をすでに始めていると語っています。この他に、AMS BioteQは国外の有名製薬会社、新薬開発基金などとも提携し、戦略的な同盟関係を築き、薬品に関する踏み込んだ研究データの提供を行うと同時に、より経済規模の見込めるデング熱治療薬の共同開発に乗り出しています。ターゲットは、全世界のデング熱治療市場です。
世界を見据え、ニュージーランドでのデング熱治療法開発に巨額の資金投資
デング熱の治療市場が拡大していることを受け、ニュージーランドにデング熱とエイズウイルスの治療薬開発のためのKilmer Medを創設。数百万米ドルにのぼる巨額の資金援助を獲得し、2年以内に薬品を臨床試験段階まで進めることを予定しています。
バイオ医療の道を歩むAMS BioteQは、独自のAI薬品フィルタープラットフォームを通して低分子薬品の開発を加速することで、薬品研究開発の効率を高め、競合企業との距離を引き離し、突出した功績を収めています。また、独自の技術的アドバンテージでデング熱治療薬の研究開発を進め、将来的には各国の衛生機関と協力し、手に余る公衆衛生問題をともに解決していく狙いです。