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新型コロナウイルス(COVID-19)が猛威を振るうなか、各国はワクチン接種を続けていますが、ワクチンには少なからずリスクや懸念が残ります。新型コロナウイルスに対抗する新薬の開発に注力するAMS BioteQは今日(14日)、同社が開発したYUAN-01とYUAN-03の2種類の新薬が、国家衛生研究院バイオテクおよび薬品研究所でのヒトコロナウイルス(hCoV-OC43)体外抗ウイルス試験を経て、いずれも100%近いウイルス抑制効果があることが証明されたと発表しました。
AMS BioteQの蔡宜儒会長によると、同社は100%台湾出身の学者や専門家から成るチームであり、今回の抗ヒトコロナウイルス試験において100%近い抑制効果が出たことに非常に感激していると述べました。台湾本土のバイオテクチームがCOVID-19ウイルスに対抗する新薬を開発し、台湾から世界の患者に向けて貢献したいと語っています。
各国はワクチン接種を続けていますが、ワクチンには少なからずリスクや懸念が残ると蔡宜儒会長は指摘します。さらに、新型コロナウイルスは非常に速いスピードで変異するため、今後はインフルエンザのように流行する可能性があり、COVID-19の新薬開発は必然です。
蔡宜儒会長いわく、AMS BioteQは中興大学から「植物保護用ストレプトマイセス属(Streptomyces Padanus PMS-702)組成物製剤とその調製方法」の技術移転を受け、改良を加え、さらにヒトコロナウイルスを抑制可能なYUAN-01とYUAN-03を開発しました。このため、国家衛生委員バイオテクおよび薬品研究所にヒトコロナウイルス(hCoV-OC43)の体外抗ウイルス試験を依頼しました。
この試験には2つのパートがあり、1つ目は宿主細胞がウイルス感染の前後で薬剤の治療を受け付けるかどうか、2つ目は宿主細胞がウイルス感染後にのみ薬剤の治療を受け付けるかどうか、という点です。そして、YUAN-01とYUAN-01はいずれの試験でもウイルスを100%近く抑制することがわかり、非常に驚くべき結果となりました。hCoV-OC43とSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)はいずれもヒトコロナウイルスに属するため、AMS BioteQは新型コロナウイルスの抗ウイルス試験も進め、YUAN-01とYUAN-03にその抑制効果があるかを見極めるつもりです。