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2021-07-27
新型コロナ新薬開発に朗報! 新型抗生物質がウイルスを抑制

台湾では新型コロナウイルスのワクチン接種率が20%を超えました。全国における第三級警戒の軽減が期待されるなか、台湾のバイオテク企業が初めて開発した抗生物質が、新型コロナウイルス抑制試験で好感触を獲得。新型コロナウイルス治療薬の研究開発が大きく前進しました。

AMS BioteQは、同社の開発する新型抗生物質YUAN-03について、台湾大学医学検証およびバイオテク学科の張淑媛教授率いるチームに新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)体外抗ウイルス試験を依頼しました。この結果、YUAN-03には新型コロナウイルスの感染を抑制する効果があることが分かり、人々を驚かせました。AMS BioteQの蔡宜儒会長いわく、YUAN-03は台湾産の食用薬用真菌から抽出した新型抗生物質であり、台湾独自で開発した初の抗生物質です。今年4月、YUAN-03は国家衛生研究院において抗ヒトコロナウイルスhCoV-OC43の試験を実施しており、100%近いウイルス抑制効果を得ています。また、現在台湾大学実験チームの新型コロナウイルスSARS-CoV-2体外抗ウイルス試験を実施。1ミリリットル当たり51.63マイクログラムの投与量濃度で50%のウイルス感染を抑え、さらに投与量濃度75マイクログラム/1mlの場合は高いウイルス抑制効果を得られることが分かり、研究チームはこの結果に興奮を隠せませんでした。このことはさらに、AMS BioteQによる独創的かつ最先端技術を駆使した新薬開発戦略が認められたということにもなります。蔡宜儒会長は、この2つの国際的ラボの試験を通して、YUAN-03は各種新型コロナウイルスに高い抑制効果があることが分かり、台湾人によって開発された初の抗生物質が新型肺炎治療薬の希望となるだけでなく、コロナウイルスが引き起こすその他の疾病に対しても極めて高い治療効果を期待できると強調します。

張淑媛教授は国内で初めて新型コロナウイルスの変異株を分類した専門家であり、彼女が率いるチームは、台湾感染症予防政策のなかで多くの難しい検査や研究を請け負ってきた、新型コロナウイルスをもっともよく理解するエキスパート陣です。張教授のチームは、プラーク減少中和試験、収率低下テスト、酸性ホスファターゼ分析などの方法でYUAN-03の体外抗ウイルス試験を実施。その結果、YUAN-031ミリリットル当たり51.63マイクログラムの投与量濃度で50%のウイルス感染を抑えることができることが判明しました。さらに投与量濃度75マイクログラム/1mlの試験を行った結果、新型コロナウイルスの感染抑制効果はほぼ100%となりました。この結果は、新型コロナウイルス治療に向けての大きな自信につながりました。

蔡宜儒会長は、YUAN-03を引き続きアルファ株、デルタ株などの変異株抑制に対しても試験し、いい結果が得られれば動物試験に進むとしています。さらには国外の有名製薬会社と連携し、今年末までには新型コロナウイルス新薬開発の分野で具体的な進展を見せたい考えです。台湾と世界がより効果的な新薬の開発に挑みながら、コロナウイルスの変異株来襲に対抗し、感染症の脅威に打ち勝っていきます。